注意!このページを読んだことによる如何なる損害に対しても筆者は責任を取りません。
参考にされる場合は全て自己責任で行ってください。 ひょんなことからスピーカーを手に入れたのでトランジスタアンプを作ってみた。 真空管アンプにしなかった理由は大きく二つ。 ひとつは真空管アンプをまだ作ったことが無く、一発で成功させる自信がなかった。 そしてもうひとつは、PCのメインスピーカーとして使いたかったので、電源を消し忘れても危なくない物にしたかったからだ。 ということで、「定本 トランジスタ回路の設計」を片手にアンプの設計をしてみた。 ◆設計仕様 出力:2W+2W (6Ωスピーカー) 電圧増幅:4倍程度 他の諸特性についてはまだいまいち分からん! ◆回路図 設計段階では18Vの電源を使うつもりだったけど 持ち合わせが15Vしかないもんだから今は15Vで動作させている。 実際2W出ているかというと怪しい。 まぁ自分で聞いてちょうど良いくらいには音が出てるから良いだろう! 負帰還のC1は大き目の値かもしれない。回路を組む段階で2200pFが無かったから ピンソケットを取り付けて差し替え出来るようにしている。 ためしに33000pFを取り付けてみると確かに高音がカットされる。 2200pFだと私の耳では分からないレベル。 出力段が無駄にパラレルだけど、これくいの出力ならパラレルにする必要な無いと思う。 いつか1815と1015オンリーでアンプを組む時の勉強と思ってパラにしてみた。 まぁ、なんていうか、パラってかっこいいじゃない>< ◆配線図 配線図はPasSで作製。 コンパクトにまとめたくて2回ほど配線を描き変えたところ、 熱結合についてすっかり忘れていた。 図を見る限り大体のトランジスタが熱結合出来ているように見えるが 実際の回路では微妙な隙間がたくさんある。 シリコングリスとかを挟めばいいのかしら。 次組む時は放熱板を使って綺麗に熱結合させてみようと思う。 また、電解コンデンサをトランジスタの近くに配置してしまったのは間違いだった。 使用時はトランジスタがそこそこ熱くなるため、電解コンデンサもかなり 熱を持ってしまう。 一応105℃の電解コンデンサだけど、これは明らかな配置ミス。 次は気をつけよう。 ◆部品表
特に音に敏感なわけでもないので財布に優しい部品を使用。 抵抗は0.47Ωのもの以外は全て金属皮膜だが、これは選別せずともある程度 値が揃うだろうという安直な考えから金属皮膜を使用。 この程度の量なら値段もたいして気にならない。 スペーサーは基板用のものを買うと高いので、ホームセンターでばら売りのネジと ナットを買って使用。 この中で一番高いのがケースな訳だが、こればっかりはどうしようもない。 アルミ板から切り出せば安くはなるかもしれないが、そういう技術は私にはまだない。 ◆完成写真 筐体内部 信号線は三つ編みにしてみた。 前面 出来るだけシンプルにしてみた。 電源のパイロットランプすら付いていない。 トルグスイッチの向きで分かるだろう。 背面 左から入力・出力・電源のコネクタ。 RCAコネクタは秋月の金ぴかのやつが良かったけど、手持ちが二つだけだったので断念。 日本橋でも売っているが高かった。 |